2022.1.10ワンハート通信

【開運!!】新春のおめでたい宗教話

『ワンハート通信』では、(有)ワンハートセレモニーの取り組みや、
スタッフの個々の活動や考えなどをご紹介してゆきます。
この記事を書いた ヒラタです

今年最初のブログになります。
皆さま、明けましておめでとうございます。
 

2022年度、ワンハートの仕事始めは1月2日からでした。
元旦はお休みだったものの、
初詣にもまだ行けておらず、正月気分をあまり味わっておりません(TAT)
 

葬儀屋さんは「エッセンシャルワーカー」ですから、
年中行事への参加はなかなか難しいのです。
 

そんな訳で、お正月をテーマにしたブログを書いて、
正月気分に浸ってみようと思った次第です。

ワンハートセレモニーのミニ門松
 
 

1.ニッポンはスピリチュアル大国?

 

タイトルを「おめでたい宗教話」としてみたものの、
どうも皆さん「宗教」というコトバにアレルギーがあるようです。
 

葬儀の打合せのとき、
「宗教者はどうしますか?」とお尋ねすると、身構えられますからね。
慌てて「お寺さんはどうしますか?」とソフトに言い直したりします。
 

ですが、日本人は信心深いというか、
ゆる~くスピリチュアルだと個人的には感じています。
 

というのも、世界最大の宗教行事、実は日本の初詣だった
という話しがあります。抜粋しますと
 

日本の「初詣」が世界でも最大級の宗教行事、ということは、日本人はほとんど認識していないかもしれません。だが、こんなデータを見るとその意識は変わるかもしれません。

イスラム教最大の宗教行事である「メッカの大巡礼」に集まる信者の数は約200万人。これに比べて正月3が日に「明治神宮」を参拝する人は約320万人にものぼり、実に1.5倍。

そして、「無宗教」と思っている人が多いにもかかわらず、約9000万人もの人が日本全国で初詣をしているのです。
元の記事はコチラ

 

「初詣は宗教行事」と言われると納得しがたいのですが、
神様・仏様にお祈りしてますからね。
お祈りって宗教行事なんです。
 

お祈りで思い当たるのは、飛躍しますが天皇陛下です。
言わずと知れた日本の象徴ですね。
実はそのお仕事(?)は「祈祷(きとう)」です。
 

宮中祭祀(きゅうちゅうさいし)って聞いたことありませんか。
天皇が国家と国民の安寧と繁栄を祈ることです。
 

しかも天皇家はその起源をたどると神話にゆきつく古い血統です。
三種の神器(天皇の位を継承するのに必要な宝物)を直接見ると死ぬなどという
オカルテックな話もあります。
 

日本の象徴がそれほど古い歴史を持ち、かつミステリアス(?)な存在なのですから、
日本という国がそもそもスピリチュアル大国ですよね。

 

その国民がゆるスピリチュアルなのも合点がゆくのではないでしょうか。
 
 

2.初詣は神社派?お寺派?

 

さて世界最大の宗教行事らしい初詣。
代表的なお正月の行事ですが、
神社とお寺、
どちらに行くのが正しいか分かりますか?

 

初詣の歴史をたどると、
「年籠り(としごもり)」といって、
家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神神社に籠るのが元の習慣でした。
 

氏神神社にこもるのが元々なら、
「神社に初詣」が正解のよう思いますが、実際は違います。
下のランキングをご覧ください。
 

初詣 人気&人出 ランキングベスト10

順位 場所 例年の人出
1位 明治神宮(東京都) 318万人
2位 成田山新勝寺(千葉県) 311万人
3位 川崎大師平間寺(神奈川県) 308万人
4位 浅草寺(東京都) 293万人
5位 伏見稲荷大社(京都府) 250万人
5位 鶴岡八幡宮(神奈川県) 250万人
7位 住吉大社(大阪府) 234万人
8位 熱田神宮(愛知県) 230万人
9位 武蔵一宮氷川神社(埼玉県) 210万人
10位 太宰府天満宮(福岡県) 200万人
元の記事はコチラ

 

コロナ前のランキングで恐縮ですが、
これを見る限り、皆さん神社にもお寺にも行かれてますね。
 

つまり神社・お寺どちらに初詣に行っても良い!
というのが実際のようです(^_^;)
 

そういえば、
大晦日の夜から初詣に出掛け、
そのまま朝を待って初日の出を拝む方もおられますよね。
 

神様も、仏様も、自然も同じように拝めるところに、
日本人のゆるいスピリチュアル気質がよく表れてると思います。
 
 

3.神社で流れるお正月の音楽

 

お正月の定番曲『越天楽(えてんらく)』
 

お正月によく耳にする和風な音楽、それが雅楽(ががく)です。
その中でも有名な曲が「越天楽(えてんらく)」です。
神社に初詣に行くとよく流れていますね。
 

ご存知のように神社のおおもとは天皇家ですから、
雅楽も皇室にゆかりの深い儀式音楽です。
宮中での儀式や行事の際に宮内庁の楽部によって演奏されています。
ゆえに重要無形文化財なんですね。
 


日本のオーケストラ GAGAKU
 

そんな背景を知って聴くとおなじみの越天楽もめでたさが増すような感じがしませんか?
ちなみに神社式(神式)の葬儀でも式中には雅楽を流しますよ。
 
 

5.最後におめでたいお話もご紹介します

 

音楽だけだと少し物足りないかもしれませんので、
正月にまつわるファンタジー小話を紹介します。

謹賀更夜 日本の神さまにまつわるお話です
 

お話の主人公は、学問の神様・菅原道真(すがわらのみちざね)公。
上記の初詣ランキングにも出てきた太宰府天満宮の主祭神です。
 

お正月には全国から何万人もの受験生が太宰府天満宮を訪れ、
受験の必勝祈願をしてゆきます。
そんな大量の祈願を叶えるのに主人公が四苦八苦するというお話です。
 

神様と初詣の関係が分かりやすくストーリー化されており、
しかも、おめでたい気分にも浸れる動画です。
お時間があれば是非どうぞ。
 

それでは、本年度もワンハートセレモニーをよろしくお願い致します
m(_ _)m