2022.6.12新着情報

【宇宙葬!?】〇〇葬が多すぎる問題を解説 #1

突然ですが、宇宙葬ときいて、
皆さんはどんなものを想像されますか?
 

恥ずかしながら私は、
宇宙ステーションで人が亡くなった(事故)場合に行われる葬儀とか?、
NASAで行われてるとか??などと考えました。
 


頭に浮かんだイメージ図
 

もちろん、これはフィクション。
水葬という実際の葬儀を宇宙に置きかえたものです。
 

ところが「宇宙葬」は実在します!
初めてこのコトバを聞いたのは10年近く前。
葬祭業者さん向けのビジネスフェアでパンフレットをもらいました。
 

そのパンフレットによれば、
故人様のご遺骨(の一部)をカプセルに納め、
ロケット等で宇宙空間に打ち上げること
だそうです。
うーん、思ってたのとちょっと違うw
 


ビジネスフェアでは皆「宇宙葬」の資料をもらってました
パンチの効いたネーミングですからね

 

海に遺骨をまくことを散骨と言いますが、その一種ですね。
つまり、宇宙葬とは宇宙葬儀ではなく宇宙埋葬なのです。
 

宇宙葬に限らず、誤解を招きそうな【〇〇葬】という名称
実際に多いですし、ややこしいです。
今回はそういった〇〇葬について解説します。
 

【銀河ステージ】←宇宙葬を取り扱っている会社です
 

 



多すぎる「〇〇葬」という呼称

 

ウィキペディアで葬儀を調べてみると、
葬礼の様式として〇〇葬がたくさん並んでいます。
 

ざっと挙げてみます。
密葬
家族葬
国葬
福祉葬
社葬
鳥葬
土葬
風葬
水葬
火葬
冷凍葬
宇宙葬
樹木葬

 

よぅけ、ありますねぇ(^^;)
密葬と家族葬の違いとか、
葬儀屋さんでも説明できない人がいてそうです。
 

その違いはまた後日にするとして、
葬祭ディレクター技能審査のテキスト『葬儀概論』には詳細な説明が載っています。
試験に出るので葬儀屋さんは覚えた方がいいかもです。

『葬儀概論』おもんなさそうな表紙ですが、葬儀屋さんのバイブルです
 
 


「〇〇葬」を3つのレイヤーに分けてみると

 

上記ウィキペディアの記事をさらに読み進めてみると、
最後に表らしきものが載っています。
 


クリックで拡大できます
 

たくさんある〇〇葬も、カテゴリーに分けることができそうです。
試みに、家族葬、火葬、宇宙葬を取り出して分類してみます
 

表によると、家族葬は葬儀形態にカテゴライズされています。
形態とは難しいコトバですが、
ある組織を外から見たときのかたち、個々の物事のありさまです。
要するに、家族葬とは「葬儀のカタチ」に関わる名称ということですね。
 

火葬とはご遺体を焼却すること、
言いかえると、ご遺体の処理方法の1つです。
 

そして、先述した通り、宇宙葬はご遺骨の埋葬方法の1つ。
 

どうやら、
〇〇葬は下の3つのレイヤーに分けることができそうです。

● 葬儀のカタチ

● ご遺体の処理

● 遺骨の処理
 
 


家族葬・一日葬・直葬は同じカテゴリーですが・・・

 

ワンハートセレモニーの葬儀プランは、
家族葬プラン
一日葬プラン
直葬プラン

に分かれています。
 


ワンハートの葬儀プラン
 

よく見かけるので、知っている方も多いかも知れませんね。
改めて違いを説明しますと、
家族葬:ごく親しい方のみで行うお葬式
一日葬:告別式のみ1日で行うお葬式
直葬:儀式を行わないお葬式
 

お葬式のやり方にまつわる名称ですので、
全て「葬儀のカタチ」にカテゴライズされます。
 

しかし、どうでしょう、
上の説明を読んでみて、違和感というか、
なにか噛み合ってない感じがしませんか?
 

聞き方を変えてみますね。
 

次のような質問を受けたら、
家族葬と一日葬のどちらと答えますか?
 

【質問】
「身内だけで1日で済むお葬式を行いたいのですが・・・」

 

葬儀屋さんなら、
上のような相談を受けると、“一日葬をご希望ですね”と答えます。
 

一日葬では、一般参列者(ご近所・友人など)は少なく、身内のみの参列になりがちです。
通夜がないため、一般の方は参列しにくいのです。
そのことを葬儀屋さんは心得ているため、
「身内」要素より「1日」要素を重視し、上記の答えになる訳です。
 

そしてなにより、
「1日葬プラン」がありますしね(^^;)
 

ですが、上の質問、
より正確な答えは「家族葬で一日葬」です
 

身内だけの葬儀なら家族葬ですし、
1日で済む葬儀なら一日葬だからです。
 

実をいうと、「身内のみ」要素と「一日で済む」要素、
これらを兼ね備えた葬儀の用語はありません
Σ(゚Д゚)!!
 

比較する対象が噛み合っていない為、こんなことが起こります。
キチンと説明するには、もう1つ重要な比較対象が必要なんですね。
 

「葬儀のカタチ」というレイヤーはもう少し深掘りができそうです・・・
 
 

と、
モヤモヤさせたところで、
長くなりそうなので、今回はここで終わります。
 


まとめると、
家族葬、火葬、宇宙葬などなど、
たくさんある〇〇葬という呼び方は、
・葬儀のカタチ
・ご遺体の処理
・遺骨の処理
この3つのレイヤーで分類できる

というお話しでした。
 

最後まで読んでいただき、
ありがとうございますm(_ _)m
 

次回から各レイヤーについて説明しますね。
まずは、ややこしそうな「葬儀のカタチ」からです。
 

それでは次回も宜しくお願いします!
#2へつづく